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【市況】8日の株式相場見通し=反発、米長期金利低下を背景としたハイテク株高を好感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 8日の東京株式市場は主力株を中心に広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価は反発に転じそうだ。前日の米国株市場ではハイテク株中心に買いが続きNYダウをはじめ主要株価指数が揃って上昇、特にハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上昇率が大きくなった。同指数は今年初めてとなる8連騰を記録している。ハイテク株高の背景にあるのは米長期金利の低下で、この日は10年債利回りが再び4.6%台を下回り、高PER株に対する相対的な割高感が和らいだ。FOMCによる政策金利引き上げが最終局面にあるとの認識が買いを後押ししている。また、WTI原油先物価格が大幅安となったこともインフレ懸念の後退につながった。これを受けて東京市場でもきょうはリスク選好の地合いが想定され、押し目買いが優勢の地合いとなりそうだ。日経平均は前日に400円以上の下落をみせたが、きょうは主力ハイテク株を中心に切り返し3万2000円台半ばでの強調展開が見込まれる。 

 7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比56ドル74セント高の3万4152ドル60セントと7日続伸。ナスダック総合株価指数は同121.077ポイント高の1万3639.856だった。

 日程面では、きょうは消費活動指数など。海外では9月のユーロ圏小売売上高、ポーランド中銀の政策金利発表、9月の米卸売在庫・売上高など。

出所:MINKABU PRESS

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