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【市況】NY株式:NYダウは134ドル高、金利低下を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は続伸。ダウ平均は134.65ドル高の33,739.30ドル、ナスダックは78.60ポイント高の13,562.84で取引を終了した。

中国が景気刺激策を検討しているとの報道を受けた期待感や金利先高観の後退で買われ、寄り付き後、上昇。アトランタ連銀のボスティック総裁がこれ以上の追加利上げが必要になるとは思わないと再表明し債券利回りが一段と低下すると買いに拍車がかかり続伸した。その後も、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了観測に連れた金利低下でナスダックも上昇。相場は終日堅調に推移し、終了した。セクター別では自動車・自動車部品や銀行が上昇した一方で、保険が下落。

飲料メーカーのペプシコ(PEP)は四半期決算で1株利益が市場予想を上回ったほか、値上げにも関わらず消費需要が依然強いと指摘し、通期の増益率予想を上方修正し、上昇。金融サービスのトゥルイスト・ファィナンシャル(TFC)は保険部門を投資会社のストーン・ポイントに売却する交渉を進めているとの報道を受け、買われた。

また、ホテルチェーン経営のハイアット・ホテルズ(H)はS&P中型株400指数に採用されるとの発表を受けて、上昇。電気自動車メーカーのリビアン・オートモーティブ(RIVN)はアナリストが最近の増資を好感し、投資判断を引上げ、上昇した。中国のオンライン小売りのアリババ(BABA)は中国政府が景気刺激策を検討しているとの報道を受け、買われた。

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は最近の利回り上昇で、FRBの行動する必要性が低下する可能性もあると言及した。


(Horiko Capital Management LLC)
《ST》

 提供:フィスコ

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