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【通貨】今日の為替市場ポイント:日米金利差の拡大を想定してドルは底堅い動きを保つ可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

22日のドル・円は、東京市場では147円51銭から148円42銭まで反発。欧米市場では147円96銭まで下げた後、148円41銭まで反発し、148円38銭で取引終了。本日25日のドル・円は主に148円台で推移か。日米金利差拡大の可能性はあることから、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げへの期待は持続しているが、今後発表されるインフレ関連の指標次第となりそうだ。FRBは9月19-20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き上げを見送ったものの、年内利上げの可能性を示唆している。

今週発表の米経済指標は強弱まちまちの見通し。9月CB消費者信頼感指数の大幅な改善は期待できないため、市場予想と一致してもドル買い材料にはなりにくい。また、8月コアPCE価格指数の上昇率は鈍化が見込まれており、市場予想と一致した場合、年内追加利上げの確率はやや低下するとみられる。ただ、日本銀行は金融政策の現状維持を決めており、金融緩和策の早期修正観測は後退した。日本政府は円安進行に懸念を示しているが、一部の市場参加者は1ドル=150円以下で為替介入が行われる可能性は低いと指摘している。

《CS》

 提供:フィスコ

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