【市況】株価指数先物【昼】 香港ハンセンや台湾加権指数の下落でショート優勢に
日経225先物は11時30分時点、前日比80円安の3万2340円(-0.24%)前後で推移。寄り付きは3万2420円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2520円)を下回り、前日と変わらずの水準から始まった。現物の寄り付き直後に3万2520円まで買われシカゴ先物にサヤ寄せしたものの、その後はボリンジャーバンドの+1が心理的な抵抗となるなかで軟化し、中盤にかけて3万2190円まで売られる場面が見られた。売り一巡後は下げ渋る動きとなったものの、3万2260円~3万2350円辺りでの保ち合いを継続しており、戻りの鈍さが意識されている。
日経225先物は+1σからの戻りの鈍さが意識されるなか、ショートが優勢となった。香港ハンセン指数や台湾加権指数の下落をきっかけとした中盤にかけての下げで3万2200円を下回ったが、売り一巡後は75日移動平均線が位置する3万2230円辺りを上回って推移している。不安定な値動きではあるが、短期的なトレードが中心であるため、75日線を支持線とした押し目狙いのロングは意識されてきそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.81倍に低下した。一時13.78倍まで下げており、NTショートでのスプレッド狙いの動きに向かわせている。ハンセンや加権指数の弱い値動きを受けて、東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]が売られるなか、NTショートに振れやすい。
株探ニュース