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【市況】株価指数先物【昼】 3万3000円へのバイアスが強まる可能性


 日経225先物は11時30分時点、前日比190円高の3万2890円(+0.58%)前後で推移。寄り付きは3万2730円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2760円)にサヤ寄せする格好から、小幅に買いが先行して始まった。現物の寄り付き後に付けた3万2710円を安値にリバウンド基調が強まり、終盤にかけて一時3万2910円まで買われた。

 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ水準から始まり、底堅さが意識されるなかで、オプション権利行使価格の3万2750円から3万2875円でのレンジ推移となった。前場終盤にかけてヘッジに伴うショートカバーの動きが強まったとみられ、レンジを上放れてきた。権利行使価格の3万2875円を上回っての推移が継続するようだと、節目の3万3000円へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.88倍に低下した。5月10に付けた13.91倍を下回ってきており、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]が日経平均型の重荷となった。一方でバリュー株シフトの動きからTOPIXは連日でバブル崩壊後の戻り高値を更新しており、NTショートに振れやすい面はありそうだ。

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