【市況】東京株式(前引け)=続伸、米雇用統計後のダウ上昇受け買い優勢
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は前週を引き継いでリスクオンが継続、終始買い優勢の展開となった。日経平均は寄り後にいったん値を消す場面もあったが、その後は買い直され、前場はほぼ高値引けとなっている。前週末の米国株市場では8月の雇用統計発表を受け、FRBの利上げ長期化懸念が和らぎNYダウが反発したことで、東京市場でも市場センチメントが強気に傾いた。外国為替市場でドル高・円安方向に振れたことも輸出株中心に追い風となった。前引け時点でプライム市場の75%の銘柄が上昇している。
個別では川崎汽船<9107>が高水準の商いをこなし大幅高、このほか商船三井<9104>など海運株が高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上昇した。トヨタ自動車<7203>が買われ、三菱重工業<7011>も値を上げた。伊藤園<2593>が値上がり率トップとなり、ファーストブラザーズ<3454>も値を飛ばした。半面、売買代金首位のレーザーテック<6920>がやや売り物に押されたほか、アドバンテスト<6857>も軟調。ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。このほか、シュッピン<3179>、ラクーンホールディングス<3031>などが安い。
出所:MINKABU PRESS