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【市況】東京株式(前引け)=続伸、米雇用統計後のダウ上昇受け買い優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 4日前引けの日経平均株価は前営業日比189円37銭高の3万2899円99銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億5492万株、売買代金概算は1兆6069億円。値上がり銘柄数は1368、対して値下がり銘柄数は414、変わらずは50銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前週を引き継いでリスクオンが継続、終始買い優勢の展開となった。日経平均は寄り後にいったん値を消す場面もあったが、その後は買い直され、前場はほぼ高値引けとなっている。前週末の米国株市場では8月の雇用統計発表を受け、FRBの利上げ長期化懸念が和らぎNYダウが反発したことで、東京市場でも市場センチメントが強気に傾いた。外国為替市場でドル高・円安方向に振れたことも輸出株中心に追い風となった。前引け時点でプライム市場の75%の銘柄が上昇している。

 個別では川崎汽船<9107>が高水準の商いをこなし大幅高、このほか商船三井<9104>など海運株が高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上昇した。トヨタ自動車<7203>が買われ、三菱重工業<7011>も値を上げた。伊藤園<2593>が値上がり率トップとなり、ファーストブラザーズ<3454>も値を飛ばした。半面、売買代金首位のレーザーテック<6920>がやや売り物に押されたほか、アドバンテスト<6857>も軟調。ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。このほか、シュッピン<3179>、ラクーンホールディングス<3031>などが安い。

出所:MINKABU PRESS

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