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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):セイファート、いちご、TrueDataなど

プラザHD <日足> 「株探」多機能チャートより

プラザHD<7502>:480円 カ -
ストップ高買い気配。株主優待制度の拡充を前日に発表している。23年3月末株主に対する優待はパレットプラザギフトやカタログギフト商品の贈呈であったが、24年3月末株主からは、新しく進出した事業分野であるグランピング宿泊体験、アパレル商品、アウトレット商品なども株主優待の選択対象となるもよう。優待権利取り妙味が高まる状況となっている。


セイファート<9213>:1352円(+300円)
ストップ高。主力商品である美容師向け求人情報サイト「re-quest/QJ navi」について、2月のデザインリニューアルに続き、8月29日には、美容師ユーザーが自分の求める条件が叶う美容室を探しやすくなるように、人材マッチング、及び検索機能を向上させた新機能をリリースしたと発表している。今後の新規会員数や求人広告数の増加につながっていくとの期待が優勢に。


三菱紙<3864>:502円(-21円)
大幅反落。22日に八戸工場でボイラー事故が発生したことを発表している。発生原因は現在、設備メーカーなどと調査中としている。人的被害や環境への影響はないもようだが、3号回収ボイラー部分が損傷しており、復旧までには2カ月程度と見込まれているようだ。設備復旧に伴う損失、生産数量の減少、原燃料コストの悪化などが今後見込まれるとしており、業績への影響を警戒する動きが強まっているもよう。


牧野フライス<6135>:7000円(+410円)
大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も6100円から9000円に引き上げている。今後は受注回復や挽回生産・価格転嫁による業績拡大が進むとみられることで、工作機械セクター内で相対的に割安なバリュエーションが修正される可能性が高いと判断しているもよう。24年3月期営業利益は2割減のコンセンサス予想に対して2ケタ増益を見込んでいる。


いちご<2337>:317円(+25円)
急伸で1月13日の年初来高値を更新。発行済み株式数の2.65%に当たる1200万株、30億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は9月1日から24年2月29日まで。株主利益の向上を図ることを取得目的としている。今回で7期連続での自己株式取得実施となり、今期の総還元性向は65%となるようだ。当面の需給改善を期待する動きが先行する形となっている。


TrueData<4416>:570円(+80円)
ストップ高。小売業が新規出店を計画する際の売上高を予測する新サービス「SalesSensor」の提供を開始すると発表している。販売開始は9月13日の予定。小売業が独自に持つ売上実績データや店舗情報に加え、競合店の情報、人口や乗降客数、平均世帯年収など外部のオープンデータをAIが分析し、地域特性を加味した売上予測を自動的に算出する。出店後の売上を検証するなど継続的にマーケティングを支援することも可能という。


セレンディップ<7318>:1517円(+114円)
年初来高値。製品単位のCO2排出量をリアルタイムで実測できるクラウドサービス「GreenConnex」を東邦ガス<9533>と共同開発し、同サービスを活用したカーボンニュートラル実現に向けたコンサルティングやエンジニアリングサービスの提供を開始すると発表している。自動車業界や化学業界、食品業界などの企業を中心に具体的な提案をすることで、企業のCO2排出量削減に貢献するとしている。


ABEJA<5574>:5510円(+500円)
大幅に反発。PwCコンサルティング(東京都千代田区)と生成AIなど最新テクノロジーを活用した企業のDX推進支援に関する協業を開始したと発表している。両社で連携して顧客企業に対して共同提案を実施するほか、専門性を活かしたアドバイザリー、実装フェーズの強化を図り、企業での生成AIの導入や実活用の推進に加え、新たなビジネスの創出や企業の競争力と価値の向上を目指す。
《ST》

 提供:フィスコ

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