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【市況】東京株式(前引け)=大幅反発、米株高や円安好感し先物絡みで戻り足に

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 28日前引けの日経平均株価は前営業日比529円75銭高の3万2154円03銭と大幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は5億7865万株、売買代金概算は1兆5589億円。値上がり銘柄数は1475、対して値下がり銘柄数は313、変わらずは46銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに切り返す展開をみせたことから市場のセンチメントが改善、日経平均は大幅反発して3万2000円台を回復した。先物主導ながら外国為替市場でドル高・円安が進行していることや、取引時間中に中国・上海株指数や香港ハンセン指数などが上昇していることも強気ムードを後押ししている。前週末に売られた半導体の値がさ株にアンワインドの動きが観測され、全体指数を押し上げた。値上がり銘柄数はプライム市場の80%を占めている。

 個別では断トツの売買代金をこなすレーザーテック<6920>が大幅高に買われたほか、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>といった半導体関連の主力株が軒並み上昇した。キーエンス<6861>、三菱重工業<7011>なども買いが優勢。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。このほかメディカル・データ・ビジョン<3902>が値上がり率トップに買われた。半面、資生堂<4911>、日本航空<9201>、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>などインバウンド関連に下げるものが目立っている。NSD<9759>が値下がり率トップに売り込まれた。

出所:MINKABU PRESS

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