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【市況】株価指数先物【昼】 75日線水準を上放れてくる


 日経225先物は11時30分時点、前日比470円高の3万2100円(+1.48%)前後で推移。寄り付きは3万1930円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1860円)を上回る格好から、買いが先行して始まった。買い一巡後は3万1860円まで上げ幅を縮める場面も見られたが、中盤にかけてはロング優勢の流れのなか、節目の3万2000円を回復。終盤にかけてはショートカバーを誘う流れに向かわせ、3万2150円まで買われた。

 日経225先物は買い一巡後に上げ幅を縮めたものの、ナイトセッションの終値水準での底堅さが見られるなか、ロング優勢の展開となった。節目の3万2000円回復でも達成感は強まらず、終盤にかけての上昇により、75日移動平均線水準を捉えてきた。同線が位置する3万2150円辺りでは強弱感は対立しやすいと考えられるが、ランチタイムでは3万2180円を付けている。75日線を明確に上放れてくるようだと、25日線が位置する3万2290円水準が射程に入ってきそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.99倍に上昇した。ファーストリテイリング<9983>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]、ダイキン<6367>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型をけん引する格好である。若干ながらNTショートを巻き戻す動きは入るものの14.00倍は回復できず、NTロングでのスプレッド狙いに転換する流れには向かわせていないようだ。

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