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【市況】NY株式:米国株式市場は反発、インフレの鈍化傾向を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

ダウ平均は52.79ドル高の35,176.15ドル、ナスダックは15.97 ポイント高の13,737.98で取引を終了した。

7月消費者物価指数(CPI)が予想通り鈍化傾向を証明したため金利先高観の後退に寄り付き後、大きく上昇。しかし、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁がまだ仕事があると、追加利上げを否定しなかったため手仕舞い売りが強まり、上げ幅を縮小した。その後、30年債入札の結果を受けて長期金利が上昇に転じると一段と失速。終盤にかけて、上げ幅をさらに縮小し終了した。セクター別では消費者サービス、メディア・娯楽が上昇した一方で、耐久消費財・アパレルが下落。

エンターテインメントのディズニー(DIS)はパスワードの共有を厳重に取り締まる計画や国内での広告なしプランの月額料金を10月から値上げすると発表し、上昇。カジノ運営のウィン・リゾーツ(WYNN)は第2四半期決算でマカオや北米の売り上げが好調で調整後の1株利益が予想を大幅に上回り上昇した。百貨店のディラーズ(DDS)も第2四半期決算で1株利益が予想を上回り、上昇。また、コーチなどを運営するタペストリー(TPR)はヴェルサーチェやマイケル・コースなどの衣料ブランドを運営する英カプリ・ホールディングス(CPRI)を約85億ドルで買収すると発表し、売られた。テーマパーク運営のシックス・フラッグズ・エンターテインメント(SIX)は第2四半期決算で調整後の1株利益が予想を下回り、下落。カジノ運営のPENNエンターテインメント(PENN)はアナリストの投資判断引き下げで、下落。ワイヤレススピーカーなどを扱うソノス(SONO)は四半期決算の結果が予想を下回り、下落した。

アトランタ連銀のボスティック総裁はインフレ2%目標を達成するためFRBが懸命に取り組んでいると、述べた

(Horiko Capital Management LLC)
《FA》

 提供:フィスコ

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