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【材料】神戸鋼は水準切り上げる、エネルギー価格下落で今期利益予想引き上げ

神戸鋼 <日足> 「株探」多機能チャートより
 神戸製鋼所<5406>はカイ気配スタートで水準を切り上げている。8日の取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表し、純利益を1000億円から1200億円(前期比65.4%増)へ引き上げた。また、配当性向の目安を従来の15~25%程度から30%程度に見直す方針を明らかにし、これらを好感した買いが集まっている。

 売上高については2兆6800億円から2兆5900億円(同4.8%増)へ引き下げた。IT・半導体分野の需要回復の遅れやデータセンター向けディスク材の在庫調整の長期化、日系自動車メーカーの海外生産の減少などが響く。一方、利益面ではエネルギー価格の下落に伴う調達コストの改善が寄与する見通し。

 配当方針の変更とあわせ、これまで未定としていた配当予想は90円(前期40円)とした。なお、同時に発表した4~6月期決算は、売上高が5986億8900万円(前年同期比10.3%増)、純利益が254億5100万円(同21.0%増)だった。

出所:MINKABU PRESS

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