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【特集】システムズD Research Memo(6):2024年3月期業績予想は減益も、中長期では緩やかに回復と再成長へ

システムズD <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

1. 2024年3月期の業績見通し
システムズ・デザイン<3766>の2024年3月期の連結業績見通しは、売上高9,421百万円(前期比0.1%増)、営業利益390百万円(同33.6%減)、経常利益398百万円(同34.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益231百万円(同39.1%減)である。

国内景気の回復の動きが見られるものの、物価上昇による家計や企業への影響や供給面での制約等が懸念されるなど、依然として先行き不透明な経済状況が続いている。一方で、企業はニューノーマル時代への対応を求められており、ビジネスモデルの変革に向けたIT投資は堅調に推移すると思われる。

システム開発事業においては、今期大きく業績を牽引した特需(主要顧客のシステムリプレース)は収束傾向にある。一方で、ローコード開発ツールを活用したサービスは、顧客企業のDX取組支援の観点で、好調が続くと思われる。アウトソーシング事業では、品質及び顧客満足度の向上を追求しつつ事業構造の再構築を進め、更なるビジネスの拡大が進むものと思われる。併せて、IT人材の確保がより一層厳しくなってきているなか、人的資本投資をさらに拡充する計画である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)

《YI》

 提供:フィスコ

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