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【特集】日本電技 Research Memo(8):「ND For The Next 2030」で環境変化に対応、長期成長実現へ

日本電技 <日足> 「株探」多機能チャートより

■中期経営計画

1. 長期経営指針「ND For The Next 2030」
社会構造の変化やデジタル化を背景に技術革新のスピードが加速している。こうした経営環境の変化に対応し、既存事業の強化と成長領域を見極めた事業拡大を推進するため、日本電技<1723>は2021年に長期経営指針「ND For The Next 2030」を策定した。これまで培ってきた技術資産である「計装エンジニアリング」の総合力を背景に、建築物の省エネ化による環境負荷低減や脱炭素社会実現への貢献、デジタル技術を活用した高付加価値サービスの提供を通じた顧客満足度の向上、サステナビリティを巡る課題解決への貢献を通じた持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るとともに、人材確保・育成に向け人的資本投資を充実させることで、2031年3月期にはROE10%以上、営業利益60億円、売上高450億円を目指す。そして「ND For The Next 2030」を、成長基盤を構築する「第1フェーズ(2021年~2023年度)」、成長を実現し事業品質の向上を進める「第2フェーズ(2024年~2027年度)」、さらなる飛躍と挑戦をする「第3フェーズ(2028年~2030年度)」の3つのフェーズに分けて、それぞれ中期経営計画を策定することで着実な成長につなげる考えである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SI》

 提供:フィスコ

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