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【材料】エネルギー関連株が概ね堅調 サウジとロシアが削減=米国株個別

 きょうはエネルギー関連株が概ね堅調。きょうは商品市場で原油が堅調に推移しており、エネルギー関連株をサポートしている。サウジが日量100万バレルの自発的減産を8月も継続すると伝わったほか、ロシアが8月に日量50万バレルの自発的に原油輸出を削減すると伝わった。

 サウジはOPECプラスで合意された減産に加えて7月から始めた日量100万バレルの自主減産を8月も実施。さらに延長する可能性もあるという。今回の減産により、サウジの生産量は日量約900万バレルと、ここ数年で最も少ない水準となる。

 サウジの取り組みをロシアも後押し。ロシアは来月の原油輸出を自主的に日量50万バレル削減する計画。ノバク副首相が明らかにした。産油量も日量50万バレル引き下げる見通しだという。

 ウクライナ侵攻の費用がかさみ財政のひっ迫に直面するロシアは今年これまで、OPECプラスで合意した減産の実施に消極的だった。中国の需要低迷が影響し、原油価格はサウジの均衡予算に必要だとIMFが見なす水準を下回っている。このためサウジの減産延長に意外性はない。

 原油価格は今年上昇すると広く見込まれていたが、金利上昇に伴う景気への懸念から下落。

(NY時間12:11)
エクソンモービル<XOM> 108.01(+0.76 +0.71%)
シェブロン<CVX> 157.62(+0.27 +0.17%)
シュルンベルジェ<SLB> 49.67(+0.55 +1.12%)
オキシデンタル<OXY> 59.30(+0.50 +0.85%)
マラソン・オイル<MRO> 23.20(+0.18 +0.78%)
ハリバートン<HAL> 33.86(+0.87 +2.62%)

NY原油先物8月限(WTI)(NY時間12:19)
1バレル=71.02(+0.38 +0.54%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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