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【材料】ユニティ・ソフトウエアに買い戻し強まる アナリストが「買い」でカバレッジ開始=米国株個別

 ユニティ・ソフトウエア<U>に買いが強まっている。同社は今月初めに、アップル<AAPL>が新しいMRヘッドセット「ビジョン・プロ」で同社と協力していると発表したことで動意づき、一時45ドル台まで上昇する場面が見られた。しかし、先週からのIT株の調整の動きの中で同社株も下落し、前日は36.20ドルまで一時下落する場面が見られている。

 きょうはアナリストが「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を48ドルとしたことが材料視されている。同社のアイロンソース社買収後のより一貫した実行と市場シェアの拡大に対する期待に基づいているという。

 「われわれは同社のコアゲーム事業の強さとその定着性を考慮したうえで、それはアイロンソース社買収によって強化され、軟調なデジタル広告市場の中でも大きな売上高へのシナジー効果と市場シェアの増加を促進すると期待している」と述べた。

 「最近の動向を考慮すると、マクロ環境が軟調であっても、新技術への革新と投資を促進することが期待される。産業が様々なユースケースでRT3Dとデジタルツインを採用する中、非ゲームの垂直分野にも大きな機会がある」とも説明。

 「経営陣のガイダンスは保守的であり、マクロの不確実性と広告市場の軟化を反映している。しかし、コンセンサス予想はすでにそのガイダンスに懐疑的な見方を示し始めており、同社が予想を上回る業績を達成できれば、今後数四半期に渡ってチャンスとなる」とも付け加えた。

【企業概要】
 ゲーム開発者・アーティスト・建築家など、様々なクリエイターのアプリ開発に利用される包括的なソフトウェアソリューションを提供する。エンドユーザーは、携帯電話・タブレット・PC・拡張現実及び仮想現実デバイスなどで、インタラクティブなリアルタイム2D・3Dコンテンツを体験できる。

(NY時間14:40)
ユニティ・ソフトウエア<U> 41.93(+5.20 +14.16%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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