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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は3万2000円回復、3万2200円まで切り上がってきたボリンジャー+2σに沿ったトレンドを形成


 日経225先物は11時30分時点、前日比540円高の3万2090円(+1.71%)前後で推移。寄り付きは3万1960円と、シカゴ日経平均先物(3万1965円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。現物の寄り付き直後に利益確定により3万1810円まで上げ幅を縮めたが、押し目買い意欲は強く、利食い一巡後は3万1950円を挟んだ保ち合いを継続。終盤にかけて節目の3万2000円を突破するとショートカバーが強まり、3万2090円まで上げ幅を広げた。

 東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が利食い先行で始まったことで、日経225先物は上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、東京エレクトロン、アドバンテストが売り一巡後に切り返しを見せたことから、ショートカバーに向かわせた格好である。ボリンジャーバンドの+2σは3万2200円まで切り上がっており、バンドに沿った上昇を継続。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.48倍に上昇した。朝方はNTロングの巻き戻しにより14.38倍まで低下したが、同水準に位置する+1σまでの調整を経て、その後はNTロングでのスプレッド狙いに向かわせている。

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