【特集】「核融合発電」が12位、京大発核融合ベンチャーに官民共同出資<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 生成AI
2 TOPIXコア30
3 パワー半導体
4 半導体
5 インバウンド
6 人工知能
7 総合商社
8 2023年のIPO
9 ペロブスカイト太陽電池
10 水素
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「核融合発電」が12位となっている。
京都大学発の核融合ベンチャーである京都フュージョニアリング(東京都千代田区)に対し、三菱商事<8058>や関西電力<9503>、政府系ファンドなど国内16社が合計約100億円を出資することが16日、複数のメディアで報じられた。官民の共同出資により技術開発を後押しする狙いがあるとみられている。出資企業にはこのほか三井物産<8031>、INPEX<1605>、Jパワー<9513>などが名を連ねているという。
京都フュージョニアリングは昨年にも資金調達を実施しており、日揮ホールディングス<1963>やジャフコ グループ<8595>などが増資を引き受けている。核融合発電は少量の燃料から莫大な電気を生み出すことができるため「夢のエネルギー」とも呼ばれ、世界のなかで日本が技術面で強みを持つとされている。政府は核融合技術の研究開発に関する初の国家戦略を今年4月に策定している。
核融合関連株としては前述の銘柄に加え、浜松ホトニクス<6965>やフジクラ<5803>、古河電気工業<5801>など。関連中小型の助川電気工業<7711>や木村化工機<6378>、東邦金属<5781>にも注目だ。
出所:MINKABU PRESS