【材料】Kaizen Platform---1Qは2ケタ増収、ハイウェル社の連結開始により売上高増
カイゼン <日足> 「株探」多機能チャートより
Kaizen Platform<4170>は15日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比45.3%増の10.82億円、営業損失が0.33億円(前年同期は0.44億円の利益)、経常損失が0.43億円(同0.30億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.77億円(同0.17億円の利益)となった。
今期より、従来のDX/UX、動画というセグメントから、クロスセルを狙った統合提案の強化に向けて、デジタルマーケティング領域の課題解決を支援するグロースセグメント、そしてコンサルティングや人材開発支援によってDX推進を支援するトランスフォーメーションセグメントの2つに組織を再編している。
グロースセグメントの売上高は前年同期比13.3%減の5.98億円、セグメント損失は0.45億円(前年同期は0.23億円の利益)となった。旧動画セグメントのターンアラウンドにより、売上とアカウントは減少したものの、既存顧客へのクロスセルが進み、ARPUは向上している。引き続き、グループ会社のディーゼロを含めた統合提案の強化によって、グロースセグメントの成長を目指していくとしている。
トランスフォーメーションセグメントの売上高は同792.6%増の4.83億円、セグメント利益は同39.9%減の0.12億円となった。グループのハイウェルの連結が開始となり、アカウント数と売上共に大幅に伸長している。新たに加わったSESで新規アカウントの獲得を伸ばしつつ、昨今注目の集まるAIを積極的に取り入れることでクロスセルの推進に繋げていくとしている。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比68.7%増の45.00億円、EBITDAが同26.5%増の2.00億円、営業利益が0.30億円、経常利益が0.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ