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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後はこう着感が強まったものの、2万9500円を上回る底堅い値動き(訂正)


 日経225先物は11時30分時点、前日比90円高の2万9510円(+0.30%)前後で推移。寄り付きは2万9550円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万9575円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。為替市場で円相場が一時1ドル=136円台に乗せるなど、円安・ドル高の進行が追い風となり、2万9630円まで買われる場面が見られた。買い一巡後は次第にこう着感が強まったものの、2万9500円を上回って底堅い値動きを継続している。

 日本経済新聞は、韓国サムスン電子が日本に300億円以上を投資し、半導体開発拠点を新設すると報じた。ただ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の反応が限られたこともあり、先物市場でも、買い一巡後は持ち高調整の動きに向かったようだ。また、米国の債務上限問題を巡り、バイデン大統領と共和党幹部らが16日に再協議すると報じられたことも、模様眺めムードにつながった。ただし、2万9500円水準での底堅い値動きを継続しており、ショートは仕掛けづらいだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.00倍に低下した。一時14.04倍に上昇する場面も見られたが、その後は値がさハイテク株の弱い値動きにより、リバランスの流れが優勢となったことから、25日移動平均線を下回っている。

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