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【市況】東京株式(前引け)=続伸、先物主導で上値指向も後半伸び悩む

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 15日前引けの日経平均株価は前営業日比118円73銭高の2万9507円03銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億4028万株、売買代金概算は1兆5994億円。値上がり銘柄数は1038、対して値下がり銘柄数は723、変わらずは71銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、主力株中心に根強い買いが入り日経平均株価は続伸し2万9000円台半ばまで水準を切り上げた。半導体セクターが総じて弱い値動きながら、金融株や食品株などが買いを集め全体を支えた。海外投資家による先物主導のインデックス買いも浮揚力を与えている。外国為替市場でドル高・円安に振れていることも、市場のセンチメントを強気に傾けている。ただ、目先スピード警戒感が意識されるなか上値では戻り売り圧力も顕在化し、前場後半は伸び悩んだ。

 個別ではNTT<9432>が商い急増のなか上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が値を飛ばし、資生堂<4911>も物色人気。アルテリア・ネットワークス<4423>が続急騰、長野計器<7715>はストップ高に買われた。半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など売買代金上位の半導体製造装置関連が冴えず、オリンパス<7733>への売りも目立つ。クボタ<6326>も軟調。ブイ・テクノロジー<7717>が急落、パンチ工業<6165>はストップ安に売られた。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>も急落した。

出所:MINKABU PRESS

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