【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:長野計器、アイスタイル、大阪チタ
長野計器 <日足> 「株探」多機能チャートより
長野計器<7715>が続急騰してストップ高の1618円に買われ、年初来高値を更新している。前週末12日の取引終了後に発表した24年3月期連結業績予想で、売上高678億円(前期比12.0%増)、営業利益61億円(同29.1%増)、純利益40億円(同17.3%増)と大幅増益を見込むことが好感されている。圧力センサ事業で半導体業界向けや産業機械業界向け、プロセス業界向け売り上げの増加を見込むほか、自動車搭載用圧力センサや建設機械搭載用圧力センサの回復を予想する。また、計測制御機器事業で自動車・電子部品関連業界向けエアリ-クテスターや工場生産自動化設備用の空気圧機器の売り上げ増加を見込む。なお、23年3月期は売上高605億4300万円(前の期比10.2%増)、営業利益47億2500万円(同33.0%増)、純利益34億1000万円(同35.7%増)だった。あわせて26年3月期に売上高753億円、営業利益97億円を目指す中期経営計画を発表したことも好材料視されている。既存事業の競争力強化やグローバル戦略の強化、新たな事業領域の拡大などにより目標達成を目指すとしている。
■レーサム <8890> 1,714円 +300 円 (+21.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
12日に決算を発表。「今期経常は31%増で16期ぶり最高益、120円増配へ」が好感された。
レーサム <8890> [東証S] が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比23.0%増の128億円に伸び、24年3月期も前期比30.7%増の168億円に拡大を見込み、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増益になる。
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■アイスタイル <3660> 611円 +85 円 (+16.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
12日に決算を発表。「今期経常を2.4倍上方修正」が好感された。
アイスタイル <3660> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。23年6月期第3四半期累計(22年7月-23年3月)の連結経常損益は2億円の黒字(前年同期は6.3億円の赤字)に浮上して着地した。併せて、通期の同損益を従来予想の1.7億円の黒字→4億円の黒字(前期は5.9億円の赤字)に2.4倍上方修正した。
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■大阪チタ <5726> 3,175円 +438 円 (+16.0%) 一時ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が急反発し、ストップ高の水準となる前営業日比503円高の3240円に買われる場面があった。前週末12日の取引終了後、23年3月期の単体決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比25.4%増の540億円、最終利益は同20.8%増の53億円を見込む。更に増配の見通しも示しており、材料視されたようだ。チタン事業は航空機向け需要が着実に増加すると想定。一般産業用途の需要も堅調に推移するとみる。販売価格の適正化も進める方針。また、同社は前期の年間配当を従来の予想から15円増額修正したうえで、今期の年間配当予想を前期比5円増配の40円とした。
■青山商事 <8219> 1,116円 +148 円 (+15.3%) 一時ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
12日に決算を発表。「今期経常は26%増益、前期配当を5円増額・今期は16円増配へ」が好感された。
青山商事 <8219> [東証P] が5月12日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比69.6%増の87.3億円に拡大し、24年3月期も前期比25.9%増の110億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を21円→26円(前の期は8円)に増額し、今期も前期比16円増の42円に大幅増配する方針とした。
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■Jトラスト <8508> 448円 +57 円 (+14.6%) 11:30現在
12日に決算を発表。「1-3月期(1Q)最終は2.5倍増益で着地」が好感された。
Jトラスト <8508> [東証S] が5月12日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期第1四半期(1-3月)の連結最終利益は前年同期比2.5倍の91.2億円に急拡大し、通期計画の130億円に対する進捗率は70.2%に達し、さらに前年同期の29.2%も上回った。
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■ゼンショHD <7550> 5,100円 +635 円 (+14.2%) 11:30現在
12日に決算を発表。「今期経常は33%増で3期連続最高益、16円増配へ」が好感された。
ゼンショーホールディングス <7550> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比21.5%増の280億円に伸び、24年3月期も前期比33.2%増の373億円に拡大を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
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■eWeLL <5038> 4,650円 +520 円 (+12.6%) 11:30現在
eWeLL<5038>が3連騰している。前週末12日の取引終了後、23年12月期の単独業績予想について、売上高を20億600万円から21億円(前期比31.0%増)へ、営業利益を8億900万円から8億6400万円(同24.8%増)へ、純利益を5億4400万円から6億円(同33.6%増)へ上方修正したことが好感されている。第1四半期(1~3月)において、顧客の増加に伴い「iBow」「iBowレセプト」に加え、BPOサービスの利用が順調に増加し、業績が計画よりも好調に推移したことが要因。また、今後も継続して業績拡大が見込まれるとしている。なお、第1四半期決算は前年同期に四半期決算を開示していないため比較はできないものの、売上高4億6600万円、営業利益2億2300万円、純利益1億5400万円だった。
■日本精工 <6471> 872円 +96 円 (+12.4%) 11:30現在
12日に決算を発表。「前期最終が一転増益で上振れ着地・今期は38%増益へ」が好感された。
日本精工 <6471> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終利益は前の期比11.0%増の184億円に伸び、従来予想の135億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。24年3月期も前期比38.5%増の255億円に拡大する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
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同時に発表した「4.8%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の4.8%にあたる2500万株(金額で220億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月15日から6月30日まで。
■ダブルスタンダード <3925> 2,370円 +259 円 (+12.3%) 11:30現在
ダブルスタンダード<3925>が続急伸し、年初来高値を更新した。前週末12日の取引終了後、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比6.5%増の17億3100万円の見通し。前期に続き最高益を更新する計画を示したほか、年間配当予想は同5円増配の55円としており、これらを評価した買いが入ったようだ。今期の売上高は同11.4%増の77億円を見込む。主力サービスのデータクレンジングを主体とした既存サービスの売り上げが堅調に推移する。データクレンジングプラットフォームを活用したビッグデータ処理サービスなどの案件の発生も想定し、更なる成長を見込む。
■ウェルネオシュガー <2117> 1,972円 +211 円 (+12.0%) 11:30現在
ウェルネオシュガー<2117>が急騰、年初来高値を大幅更新した。一時ストップ高まであと10円に迫る2151円まで駆け上がり、2020年5月以来約3年ぶりとなる2000円台乗せを達成。同社は製糖会社大手で、スポーツジムなど健康ビジネスにも展開しているが、足もとで業績回復期待が一気に高まっている。前週末12日取引終了後に発表した24年3月期の売上高予想は前期比54%増の900億円と急拡大見通しにあり、営業利益は増収効果を足場に同3.2倍の51億円を見込んでいる。今年に経営統合した伊藤忠製糖が収益面でフル寄与するほか、販管費削減などの合理化努力も反映される見通し。また、株主還元を大幅に強化し、年間配当は前期実績に22円増配となる92円を計画、これもインパクトのある材料で、配当利回りは時価換算で4%台に達する。
■EIZO <6737> 4,755円 +440 円 (+10.2%) 11:30現在
12日に決算を発表。「今期経常は40%増益、75円増配へ」が好感された。
EIZO <6737> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比49.4%減の61.2億円に落ち込んだが、24年3月期は前期比40.4%増の86億円にV字回復する見通しとなった。
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■ナカニシ <7716> 2,926円 +257 円 (+9.6%) 11:30現在
12日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は5%増益で着地」が好感された。
ナカニシ <7716> [東証S] が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比5.1%増の45.9億円に伸び、1-6月期(上期)計画の78.9億円に対する進捗率は58.2%に達し、5年平均の43.5%も上回った。
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■東亜建設工業 <1885> 3,300円 +285 円 (+9.5%) 11:30現在
東亜建設工業<1885>が急反発し、2015年12月以来、およそ7年5カ月ぶりの高値をつけた。前週末12日の取引終了後、PBR(株価純資産倍率)向上に向けたアクションプランを策定したと発表しており、これを手掛かり視した買いが入ったようだ。今年2月に発表した自社株買いの上限を120万株(取得総額20億円)から、自己株式を除く発行済み株式総数の19.44%に相当する420万株(同70億円)に拡大する。営業利益の伸長でROE(自己資本利益率)8%以上を持続的に堅持する方針。同プランでPBRを改善させた後、配当性向の目標を30%以上から40%以上に変更する。8月31日までとしていた自社株買いの期限は、2024年2月23日までに延長した。同時に23年3月期の連結決算と24年3月期の業績予想も開示した。今期の売上高は前期比18.5%増の2530億円、営業利益は同48.0%増の97億円を見込む。年間配当は同10円増配の100円を計画する。政府による建設投資の増加が追い風となるほか、海外では新興国を中心に社会インフラの整備が堅調に進むと想定する。23年3月期の売上高は前の期比2.8%減の2135億6900万円、営業利益は同33.6%減の65億5500万円だった。
■セキュア <4264> 1,437円 +300 円 (+26.4%) ストップ高 11:30現在
セキュア<4264>がストップ高の1437円に買われなおも買いを集めている。前週末12日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を41億円から44億円(前期比30.0%増)へ、営業利益を1億円から1億3000万円(前期1億6900万円の赤字)へ、最終利益を7000万円から9500万円(同2億2700万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。監視カメラシステムの大型案件のリプレイスや期末の需要が想定を上回り、第1四半期(1~3月)決算が会社計画を上振れて着地したことが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期決算は、売上高14億6200万円(前年同期比80.2%増)、営業利益1億5200万円(同5.7倍)、純利益1億2600万円(同6.0倍)だった。
■シダー <2435> 243円 +50 円 (+25.9%) ストップ高 11:30現在
シダー<2435>が寄り付き大口の買い注文に商いが成立せず、気配値のまま水準を切り上げ、フシ目の200円台を大きく回復してきた。九州を営業基盤にデイサービスや有料老人ホームなど介護サービス事業を展開するが、今期は業績回復への期待が高まっている。前週末12日取引終了後に発表した24年3月期の業績予想は営業利益が前期比5.6倍の7億5800万円と急増する見通しで、これがポジティブサプライズとなった。また業績回復を背景に株主還元策も抜かりなく、今期は4円復配を計画しており、これも株価を強く刺激する材料となっている。
■ビープラッツ <4381> 2,000円 +400 円 (+25.0%) ストップ高 11:30現在
ビープラッツ<4381>がストップ高の2000円に買われている。前週末12日の取引終了後に発表した24年3月期連結業績予想で、売上高11億700万円(前期比17.1%増)、営業利益2億8700万円(同59.2%増)、純利益2億200万円(同10.4%増)と6割近い営業増益を見込むことが好感されている。同社では、事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みの深化やサスティナブルな社会の実現に向けて、サービス提供元が「連携」「共創」してサービス提供を行うBtoBサブスクリプションビジネスに対する潜在的なニーズが高まっているとして、主力の「Bplats Platform Edition」の受注拡大を見込む。23年3月期決算は、売上高9億4500万円(前の期比16.8%増)、営業利益1億8000万円(同9.7倍)、純利益1億8200万円(同18.2倍)だった。
●ストップ高銘柄
ビューティ花壇 <3041> 1,074円 +400 円 (+59.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
白鳩 <3192> 388円 +80 円 (+26.0%) ストップ高 11:30現在
など、16銘柄
●ストップ安銘柄
イーレックス <9517> 1,371円 -400 円 (-22.6%) ストップ安売り気配 11:30現在
アクリート <4395> 1,401円 -400 円 (-22.2%) ストップ安売り気配 11:30現在
NexTone <7094> 2,455円 -700 円 (-22.2%) ストップ安売り気配 11:30現在
恵和 <4251> 1,055円 -300 円 (-22.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
坪田ラボ <4890> 655円 -150 円 (-18.6%) ストップ安売り気配 11:30現在
など、10銘柄
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