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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 権利行使価格2万9000円を中心に、2万8875円~2万9125円の狭いレンジで推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比180円安の2万8950円(-0.61%)前後で推移。寄り付きは2万9070円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万9100円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。現物の寄り付き後ほどなくして、2万9150円まで上昇に転じる場面が見られたが、プラスをキープできず、終盤にかけて2万8930円まで売られた。

 指数インパクトの大きいファーストリテイリング <9983> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]、第一三共 <4568> [東証P]、資生堂 <4911> [東証P]が指数の重荷となっているが、東証プライムの騰落銘柄は値上がり数が6割近くを占めており、方向感をつかみづらくさせている。日経225先物はオプション権利行使価格の2万9000円を中心とした上下の権利行使価格である2万8875円~2万9125円辺りでのレンジ推移であり、短期的に仕掛けてくる動きも限られているのだろう。2万9000円を下回る水準では押し目狙いのロング対応となりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で一時13.97倍に下落し、25日移動平均線が位置する14.01倍を下回って推移している。影響が大きいと見られるファーストリテイリングは支持線として意識される25日線に接近しており、持ち直しを見せてくるようだと、NTショートの巻き戻しに向かわせよう。

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