【市況】東京株式(前引け)=リスク回避の売り優勢で2万9000円台割れ
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は目先筋の戻り売りが優勢となり、日経平均は200円近い下げでフシ目の2万9000円台を割り込んだ。大型連休中に米国株市場が波乱含みの展開となったことで、投資家心理に警戒感が芽生えている。足もと外国為替市場でドル安・円高方向に振れていることも輸出株を中心に全体相場の重荷となっている。ただ、TOPIXの下げは4ポイントあまりにとどまった。値上がり銘柄数も1000を超え、値下がり銘柄数を上回っている。
個別ではレーザーテック<6920>が軟調、ソニーグループ<6758>も売りに押されている。ファーストリテイリング<9983>が下落、第一三共<4568>、資生堂<4911>も安い。アドウェイズ<2489>が急落、ジャムコ<7408>も大幅安。半面、JT<2914>が大商いで上昇、キーエンス<6861>も堅調。任天堂<7974>も買い優勢。JVCケンウッド<6632>が急騰したほか、ひらまつ<2764>も物色人気。
出所:MINKABU PRESS