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【市況】19日の株式相場見通し=売り買い交錯、狭いゾーンでのもみ合いか

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 19日の東京株式市場は売り買い交錯のなか方向感が定まりにくい地合いとなり、日経平均株価は前日終値近辺で一進一退の展開が予想される。前日の欧州株市場はリスク選好の流れが継続し、主要国の株価指数をはじめほぼ全面高に買われた。しかし、米国株市場では目先買い疲れ感から上値が重く、NYダウは小反落。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数もわずかながら下落している。注目された大手金融機関の決算はまちまちの内容で、バンカメ<BAC>の決算は市場コンセンサスを上回ったが、ゴールドマン<GS>の決算は低調で事前予想に届かなかった。全体相場も強弱入り交じる展開となり、上値が重い一方で下値を売り込む動きもみられなかった。これを受けて東京市場でも手掛かり材料難から狭いゾーンでのもみ合いが予想される。日経平均は前日まで8日続伸し年初来高値を更新するなど上値指向が強いが、目先は利益確定の売り圧力が意識されやすい。下値では押し目買い需要が強いが、来週から本格化する国内企業の決算発表を前に、積極的に上値を買い進む動きは期待しにくい状況にある。

 18日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比10ドル55セント安の3万3976ドル63セントと小幅反落。ナスダック総合株価指数は同4.312ポイント安の1万2153.412だった。

 日程面では、きょうは2月の鉱工業生産(確報値)、3月の訪日外国人客数など。海外では3月の英消費者物価指数(CPI)、3月のユーロ圏消費者物価指数(HICP・改定値)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。

出所:MINKABU PRESS

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