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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ユニバーサル、Sansan、ファストリ

ユニバーサル <日足> 「株探」多機能チャートより
■ユニバーサル <6425>  3,150円  +340 円 (+12.1%)  11:30現在
 ユニバーサルエンターテインメント<6425>が5連騰で新値追い。13日の取引終了後、統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を運営するTIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENTの23年12月期第1四半期(速報値)実績を発表。売上高が前年同期比97.0%増の126億700万ペソ(約308億8700万円、1ペソ=約2.45円)、調整後EBITDAは同2.9倍の33億2600万ペソ(約81億4800万円)となり、これを好感する買いが入っている。カジノ収益が大きく膨らんだ。

■Sansan <4443>  1,722円  +176 円 (+11.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 Sansan<4443>が急騰。13日の取引終了後に発表した23年5月期第3四半期累計(22年6月~23年2月)の営業利益が前年同期比2.3倍の5億3900万円となり、これを好感する買いが向かっている。中堅・大企業向け営業の強化が奏功し、主力の「Sansan」の売上高が伸びたほか、インボイス(適格請求書)管理サービス「Bill One」も契約が急増した。「Sansan」は営業を強くするデータベースをコンセプトに、従来のクラウド名刺管理サービスから営業DXサービスへと刷新し、新たな機能の搭載に取り組んでおり、これが新規ユーザーの獲得につながったようだ。

■ファーストリテイリング <9983>  33,000円  +2,730 円 (+9.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 ファーストリテイリング<9983>が急騰。13日の取引終了後、23年8月期第2四半期累計(22年9月~23年2月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しを2300億円から2400億円(前期比12.2%減)に引き上げた。また今期の年間配当の予想(株式分割考慮後ベース)を230円から250円に増額修正した。これらを好感した買い注文が集まったようだ。第2四半期累計の業績の上振れを反映した。通期の売上収益の見通しは2兆6500億円から2兆6800億円(前期比16.5%増)に見直した。第2四半期累計の売上収益は前年同期比20.4%増の1兆4673億5000万円、最終利益は同4.5%増の1533億9200万円。東南アジアや北米、欧州のユニクロ事業、ジーユー事業が大幅な増収増益と好調だった。

■ティーケーピー <3479>  2,870円  +199 円 (+7.5%)  11:30現在
 ティーケーピー<3479>は大幅高。13日の取引終了後、23年2月期の連結決算発表にあわせ、24年2月期の業績予想を開示した。営業利益は前期比51.0%増の54億円、最終損益は67億円の黒字(前期は49億3600万円の赤字)を見込む。また新たな中期経営計画も公表。26年2月期に売上高575億円、営業利益94億円、経常利益91億円とする目標を掲げた。今後の成長を期待した買いを集めたようだ。前期はシェアオフィス「リージャス」の売却に伴い、特別損失を計上していた。今期の売上高は前期比28.1%減の363億円を計画するが、経済活動の正常化を背景に、貸会議室事業や宿泊事業の需要が回復すると想定する。中期計画では貸会議室市場の再拡大を見込んだ施策などを通じ、コロナ禍前の成長トレンドへの回帰を図る方針を示している。

■ローソン <2651>  5,870円  +370 円 (+6.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 ローソン<2651>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。13日の取引終了後、23年2月期の連結決算とともに、24年2月期の配当と最終利益予想を公表した。年間配当予想は前期比50円増配の200円とし、好感されたようだ。23年2月期の連結決算(日本基準)は、営業総収入が前の期比41.6%増の9886億2100万円、営業利益が同16.9%増の550億5600万円、最終利益が同37.9%増の246億8900万円だった。国内コンビニエンスストア事業が堅調に推移した。24年2月期(国際会計基準)は最終利益が290億円になると予想する。今期の業績予想は国際会計基準に基づいて作成しており、前期比の増減率の記載はない。

■リテールパートナーズ <8167>  1,378円  +82 円 (+6.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 13日に決算を発表。「今期経常は2%増益、2円増配へ」が好感された。
 リテールパートナーズ <8167> [東証P] が4月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年2月期の連結経常利益は前の期比0.5%減の61.8億円になったが、24年2月期は前期比1.9%増の63億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒リテールパートナーズの詳しい業績推移表を見る

■メルコホールディングス <6676>  3,320円  +140 円 (+4.4%)  11:30現在
 メルコ<6676>が大幅反発。13日の取引終了後、23年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円から47億円(前の期比64.1%減)へ上方修正すると発表しており、これが好感されているようだ。新型コロナウイルス感染症が収束に向かいつつあるため、高性能空気清浄機「Airdog」の大幅な需要減を見込んでいたが、花粉症対策としての利用などによって想定以上に落ち込みが少なかったことが上振れの要因となった。

■楽天グループ <4755>  667円  +16 円 (+2.5%)  11:30現在
 楽天グループ<4755>が6連騰。同グループの子会社で、新規株式公開(IPO)を予定する楽天銀行<5838>の公開価格が13日、仮条件の上限となる1400円に決まったことを受け、楽天グループに対しては、株式売却益を巡る過度な懸念が和らぐ格好となり、買いを集める要因となったようだ。楽天銀行は21日に東証プライム市場に新規上場する予定。仮条件は1300~1400円と、上場承認時の想定仮条件(1630~1960円)から引き下げられていた。楽天グループは楽天銀行のIPOに際して保有する約5395万株の株式を売り出す予定。

■ウイングアーク1st <4432>  1,974円  +35 円 (+1.8%)  11:30現在
 ウイングアーク1st<4432>が5日続伸となっている。同社は13日取引終了後、24年2月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比6.8%増の63億5000万円としていることや、年間配当計画を前期比1円90銭増配の45円としていることが好感されているようだ。売上収益は同6.5%増の238億円を見込む。帳票・文書管理ソリューションは、電子帳簿保存法やインボイス制度などへの対応を軸に企業間取引のプラットフォームとして「invoiceAgent」の更なる強化・拡販を行う計画。データエンパワーメントソリューションは、業種ごとの業務にフォーカスした「業種・業務ソリューション」及び大企業のデータ活用支援サービスである「Dataring」に注力し、顧客の獲得に努めるとしている。

■松屋 <8237>  1,181円  +5 円 (+0.4%)  11:30現在
 松屋<8237>が6日続伸し、年初来高値を更新した。同社は13日取引終了後、23年2月期通期の連結決算を発表。営業損益は3億4700万円の黒字(前の期は22億8000万円の赤字)となり、従来予想の5000万円の黒字から上振れ着地した。売上高は従来予想の325億円を上回り、344億円(会計基準変更のため前の期との比較なし)となった。年度後半から訪日外国人の来店が増加し、ラグジュアリーブランドを中心に免税売上高が伸長した。あわせて公表した24年2月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比3.2%増の355億円、営業利益が同3.5倍の12億円。年間配当は前期比2円50銭増配の5円を計画している。

■東宝 <9602>  5,170円  -100 円 (-1.9%)  11:30現在
 東宝<9602>が安い。13日取引終了後の決算発表で、24年2月期の連結営業利益は前期比10.9%減の400億円と減益予想が示された。配当も40円(前期比20円減)と減配の見込み。市場では、今2月期の同利益を530億円前後とみていただけに「ネガティブ」との見方が強い。前23年2月期の同利益は448億8000万円だった。前期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているが、前の期との単純比較では12%増だった。新海誠監督の映画「すずめの戸締まり」などがヒットした。

■カーチスHD <7602>  240円  +50 円 (+26.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 カーチスホールディングス<7602>がストップ高の水準となる前日比50円高の240円でカイ気配となった。13日の取引終了後、投資活動などを展開する中国企業の新華錦集団(山東省青島市)及び山東膠東航空城投資(同)との間で、投資枠組み契約意向書を締結したと発表。これを材料視した買い注文が集まったようだ。カーチスHDは新華錦と締結した「戦略合作意向書」をもとに、2019年1月に中古車事業を展開する合弁会社を設立した。だが新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に、合弁会社の業務展開は困難な状況にあった。今回、中国税関総署により青島空港総合保税区運営前の検収が行われ、中古車整備や中継貿易の業務の展開と、展示サービスセンターの建設を推進する条件が整ったことから、新華錦と山東膠東航空城投資とともに共同発展に向けた意向書を締結した。空港総合保税区である中古車輸出基地を、中国北方最大の中古車国際貿易センターに発展させていくことなどを目指す。

■TONE <5967>  955円  +150 円 (+18.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 TONE<5967>がストップ高カイ気配となっている。13日の取引終了後、設立85周年を記念して記念品を贈呈すると発表。23年5月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカード5000円分を贈呈するとしており、これを好感する買いが向かっている。同時に発表した23年5月期第3四半期累計(22年6月~23年2月)の連結経常利益は前年同期比16.9%増の7億8500万円だった。このほか、第三者割当による自己株式の処分を実施することも明らかにしている。

■川崎地質 <4673>  2,875円  +402 円 (+16.3%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「上期経常を23%上方修正、通期も増額」が好感された。
 川崎地質 <4673> [東証S] が4月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年11月期第1四半期(22年12月-23年2月)の連結経常損益は9400万円の赤字(前年同期非連結は3億2300万円の黒字)に転落した。しかしながら、併せて12-5月期(上期)の同利益を従来予想の1億3000万円(非連結)→1億6000万円(前年同期非連結は4億8600万円)に23.1%上方修正し、減益率が73.3%減→67.1%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒川崎地質の詳しい業績推移表を見る

■サークレイス <5029>  741円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   11:30現在
 13日に発表した「ハイブリッドとベトナムに合弁設立」が買い材料。
 ハイブリッドテクノロジーズ <4260> [東証G]、グロースリンクとシステム開発・運用を行うベトナム合弁会社を設立することで基本合意。

●ストップ高銘柄
 ispace <9348>  1,501円  +300 円 (+25.0%) ストップ高   11:30現在
 大谷工業 <5939>  8,690円  +1,500 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在
 ジオコード <7357>  743円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 東名 <4439>  1,936円  -500 円 (-20.5%) ストップ安   11:30現在
 トリプルアイズ <5026>  634円  -150 円 (-19.1%) ストップ安   11:30現在
 アジア開発キャピタル <9318>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、3銘柄

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