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【市況】4月11日のNY為替・原油概況

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円05銭から133円81銭まで上昇し、引けた。

ウィリアムズ米NY連銀総裁が金融混乱と連邦準備制度理事会(FRB)の利上げの関連性を否定しFRBの中間見通しである年内あと1回の利上げが妥当としたため金利が上昇に転じドル買いが強まった。その後、グールズビー米シカゴ連銀総裁が金融ストレスを理由に積極的過ぎる利上げには注視が必要と、慎重な姿勢を示すとドル買いが一段落した。また、イエレン米財務長官も会見で米国経済が並外れて強く景気停滞を回避すると見ており、信用縮小を示す証拠も見られない、と言及したため金融システムへの不安もさらに後退。リスク選好の円売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.0928ドルまで上昇後、1.0896ドルまで反落し、引けた。


ユーロ・円は145円16銭から145円94銭まで上昇。欧日金利差の拡大観測を受けたユーロ買い・円売りが継続した。

ポンド・ドルは、1.2440ドルから1.2405ドルまで反落。英中銀の金融政策委(MPC)のハト派メンバー交代で中銀がタカ派に傾斜するとの思惑を受けたポンド買いが一時強まったがその後、ドル買いに押された。

 
ドル・スイスは、0.9060フランへ強含んだのち0.9030フランまで反落した。



【経済指標】・特になし

《KY》

 提供:フィスコ

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