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【市況】日経平均は114円高、寄り後はやや伸び悩み

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は114円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数と主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がそろって4日ぶりに反発したことが、東京市場で輸出株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=159円60銭台と、円安・ドル高水準で安定して推移していることも株式市場で安心感となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が6日ぶりに反落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、引き続き中東の地政学リスクや欧州政治不安、為替介入の可能性などが警戒され、積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、日経平均は昨日までの2日間で570円を超す上げとなり、5月以降の保合い圏の上限として意識される39300円近辺に接近していることから、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はやや伸び悩んでいる。

《SK》

 提供:フィスコ

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