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【市況】シカゴ連銀総裁、FRBは「慎重さと忍耐」をもって利上げを行うべき

 グールスビー・シカゴ連銀総裁は、銀行の混乱が融資条件の引き締めにどの程度寄与するかを見極める中で、FRBは「慎重さと忍耐」をもって利上げを行うべきだと述べた。

 同総裁はシカゴ経済クラブのイベントに出席し、「金融の逆風がどこに向かっているのか、不確実性に満ちていることを考えると、われわれは慎重になる必要があると思う」と述べた。さらに、「インフレ引き下げのための逆風が、どの程度効いているかを確認するまでは、積極的な利上げに注意すべきだ」とも語った。

 同総裁はまた、昨年末から今年初めにかけてインフレと労働市場のデータが驚くほど強く出たが、3月の銀行問題のストレスのノックオン効果は、経済を冷やすキャンペーンを行うFRBの助けになるかもしれないとも述べた。

 同総裁は今年のFOMCでの投票権を持ち、5月FOMCで金利を現状維持することを支持する可能性を示唆した最初の当局者となった。ただ、明確に休止を支持してはいない。

出所:MINKABU PRESS

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