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【通貨】豪ドル週間見通し:伸び悩みか、3月雇用統計に注目


■弱含み、豪準備銀行は政策金利の据え置き発表

今週の豪ドル・円は弱含み。大幅な原油高を受けて、豪ドル買い・円売りが先行し、対円レートは一時90円台に上昇した。しかしながら、豪準備銀行(中央銀行)は4月4日開催の理事会で政策金利の据え置きを発表し、リスク回避の豪ドル売り・円買いが優勢となった。ただ、早期利下げの可能性は低いとみられており、リスク回避的な豪ドル売りは週末前に縮小した。取引レンジ:87円59銭-90円17銭。

■伸び悩みか、3月雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は伸び悩みか。豪準備銀行(中央銀行)は、「これまでの利上げの影響を評価するため」として、政策金利を3.60%に据え置きとすることを決定した。ただ、一方で、消費者物価を目標に戻すために、ある程度の追加引き締めが必要になる可能性も指摘。また、労働市場は引き続き極めてひっ迫との見解は維持しており、3月雇用統計が注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・13日:3月雇用統計(2月:失業率3.5%、雇用者数増減+6.46万人)

予想レンジ:86円50銭-89円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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