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【通貨】英ポンド週間見通し:上げ渋りか、リスク選好的なポンド買い拡大の可能性低い

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■強含み、早期景気回復への期待残る

今週のポンド・円は強含み。米国金利の先高観はやや後退したこと、原油高を意識したポンド買いが観測された。米ドル・円相場は円高方向に振れたものの、早い時期の景気回復を期待したポンド買い・米ドル売りが観測されており、この影響でポンドは対円で底堅い動きとなった。取引レンジ:162円78銭-166円41銭。

■上げ渋りか、リスク選好的なポンド買い拡大の可能性低い

来週のポンド・円は上げ渋りか。足元で発表された英国の経済指標は堅調な内容が目立ち、先行き不透明感の払しょくによりポンド買いが入りやすい。英中央銀行のインフレ抑止に向けたスタンスも、ポンド買いを支援しそうだ。ただ、ドル・円は米国経済の減速懸念で上げ渋っており、リスク選好的なポンド買い・円売りが一段と強まる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・13日:2月鉱工業生産(1月:前月比-0.3%)

予想レンジ:162円00銭-166円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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