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【市況】このあと3月調査分のISM非製造業景気指数 前回から低下が予想される

 このあと日本時間23時に3月調査分のISM非製造業景気指数が発表される。予想は54.5と前回から低下が予想されているものの、判断基準の50は上回る推移が見込まれている。

 前回2月分は新規受注が好調で予想外の上昇を見せていた。2月の受注指数は約1年ぶりの高水準となり、雇用指数も上昇した。

 ただ、今回はサービス業の拡大が緩やかになることが予想され、下降に転じる可能性が高いと見られている。金利上昇、商品需要の冷え込み、景気後退懸念の高まりが成長の重荷となっている。

 2月の数字は13のサービス産業が成長を報告し、いくつかの産業が縮小を報告していた。不均衡な動きも見られ、今後の成長が不安定になることを予感させる内容となっていたが、今回はその傾向が顕著に出ることも警戒されている。

 予想を下回る弱い数字であれば、景気後退への不安が意識され、株式市場はネガティブな反応を見せる可能性も留意される。為替市場はドル売り、米国債利回りは低下が予想される。

ISM非製造業景気指数(3月)23:00
予想 54.5 前回 55.1

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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