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【市況】東京株式(前引け)=大幅続落、リスクオフで一時700円超える下げ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 14日前引けの日経平均株価は前営業日比530円32銭安の2万7302円64銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は10億7217万株、売買代金概算は2兆1038億円。値上がり銘柄数は60、対して値下がり銘柄数は1767、変わらずは9銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は引き続きリスク回避目的の売りが集中し、日経平均株価は大きく下値を探る展開を強いられた。一時は先物主導で700円以上も下落する場面があったが、前場取引終盤に買い戻され、やや下げ渋った。米国で金融機関の破綻が相次いでいることで、金融システム不安が波及することを警戒した投資家の売りが全体相場の下げを助長している。銀行セクターの下げが目立つほか、外国為替市場でドル円相場が乱高下しており、自動車株など輸出株も買い手控え感が強い。プライム市場全体の96%の銘柄が下落している。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクの下落が際立っている。また、トヨタ自動車<7203>、ソニーグループ<6758>などが安く、ソフトバンクグループ<9984>も売り優勢。ファーストリテイリング<9983>、三菱商事<8058>なども安い。メイコー<6787>が急落、ACCESS<4813>も大きく値を下げた。半面、レーザーテック<6920>が堅調、JR東日本<9020>もしっかり。第一三共<4568>も頑強な値動きを見せた。ミマキエンジニアリング<6638>が大幅高、鎌倉新書<6184>、HEROZ<4382>なども高い。

出所:MINKABU PRESS

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