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【材料】泉州電業---1Q増収・2ケタ増益、建設・電販向けの売上高が増加

泉州電 <日足> 「株探」多機能チャートより

泉州電業<9824>は2日、2023年10月期第1四半期(22年11月-23年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.6%増の297.64億円、営業利益が同29.4%増の21.47億円、経常利益が同28.2%増の22.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同27.3%増の15.20億円となった。

同社グループの係わる電線業界においては、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均1,205千円と前年同期平均1,158千円に比べ4.1%上昇した(銅価格の推移、1トン当たり期初1,170千円、高値1,270千円(2023年1月)、安値1,140千円(2023年1月)、第1四半期末1,270千円)。また、建設・電販向けの出荷量は、前年同期に比べ減少基調で推移した。 このような情勢のもとで同社グループは、提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図った。 その結果、当第1四半期の経営成績は、半導体製造装置向け需要の増大、自動車・工作機械向け需要の回復、銅価格の上昇に伴い建設・電販向けの売上が増加したことにより、増収増益となった。

2023年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.0%増の1,182.00億円、営業利益が同4.5%増の78.00億円、経常利益が同2.6%増の81.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.5%増の55.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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