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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、1月雇用統計などに注目


■下げ渋り、豪準備銀行は利上げ継続を表明

今週の豪ドル・円は下げ渋り。豪準備銀行(中央銀行)が追加利上げを決定し、今後の利上げ継続も表明したことから、豪ドル買いが優勢になった。日本銀行の次期総裁人事を巡る思惑で一時円買いが活発となったが、現行の金融緩和策に理解を示す植田元日銀審議委員が起用されたことでリスク回避的な豪ドル売り・円買いは縮小した。取引レンジ:90円23銭-91円95銭。

■底堅い展開か、1月雇用統計などに注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は今後の金融政策について「さらなる利上げが今後数カ月で必要になる」と表明し、利上げ継続を明確化した。中銀の四半期金融政策報告でもインフレ見通しを引き上げており、1月雇用統計が市場予想とおおむね一致した場合、豪ドル買いに振れやすい。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:1月雇用統計(12月:失業率3.5%、雇用者数増減-1.46万人)

予想レンジ:89円00銭-93円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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