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【通貨】英ポンド週間見通し:もみ合いか、英中銀の金融政策は不透明

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■強含み、日銀緩和策継続の思惑強まる

今週のポンド・円は強含み。米利上げ継続を意識してポンド売り・米ドル買いが強まる場面があったが、英中央銀行による追加利上げの可能性は消えていないこと、日本銀行は新総裁就任後も現行の金融緩和策を当面維持する可能性は高い事から、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小。原油先物の上昇も好感されたようだ。取引レンジ:157円43銭-159円95銭。

■もみ合いか、英中銀の金融政策は不透明

来週のポンド・円はもみ合いか。英中央銀行は直近の金融政策委員会(MPC)会合で利上げ幅を縮小したが、今後の政策方針を見極める展開でポンドは積極的に買いづらい。ただ、英国経済の先行き不透明感が深まっており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク選好的なポンド買い・円売りがただちに強まることは期待しにくい。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・15日:1月消費者物価コア指数(12月:前年比+6.3%)

予想レンジ:157円00銭-160円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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