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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 いったんは買い一巡感も、5日線やボリンジャーバンド+1σ水準では押し目狙いのロング対応


 日経225先物は11時30分時点、前日比170円高の2万7700円(+0.61%)前後で推移。寄り付きは2万7530円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7540円)にサヤ寄せする格好から、前日比変わらずで始まった。ただし、業績予想の上方修正を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]が強いリバウンドを見せ、指数をけん引する展開に。さらにSQに絡んだ商いが日経平均型、TOPIX型ともに買い越しだった影響もあり、現物の寄り付き直後には2万7700円に乗せた。SQ値は概算で2万7779円75銭だったため、日経平均が同水準に接近する局面では強弱感が対立する動きだったものの、これをクリアすると前場半ばには一時2万7790円まで上げ幅を広げる場面も見られた。終盤にかけては利食いが優勢となって上げ幅を縮め、2万7700円を挟んでの推移。

 日経225先物は、東京エレクトロンの上昇が支援材料となる形でリバウンドを見せたものの、直近の戻り高値の2万7820円を超えられなかったことで、買い一巡感が意識されやすいだろう。ただし、5日線が位置する2万7620円のほか、ボリンジャーバンドの+1σが推移する2万7560円辺りがサポートとして意識されやすく、同水準を上回っての推移が継続するようだと、ショートを仕掛けづらくさせる一方で、押し目狙いのロングでの対応に向かわせよう。 なお、NT倍率は先物中心限月で13.92倍に上昇した。一時13.95倍まで切り上がり、5日線を上回る場面も見られたことから、NTショートの巻き戻しはいったん一巡した格好であろう。

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