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【市況】7日の株式相場見通し=一進一退か、米ハイテク株安も円安進行は追い風

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 7日の東京株式市場は売り買い交錯のなか一進一退の地合いとなり、日経平均株価は前日終値近辺でもみ合う動きが想定される。前日の米国株市場では米長期金利が上昇傾向を強めるなか、ハイテク株中心に売りがかさむ展開となり、NYダウなど主要株価指数が揃って下落した。NYダウは小幅安にとどまったが、ナスダック総合株価指数の下落率はそれよりも大きくなった。前週末に発表された1月の米雇用統計が想定を上回る強い数字で、これがFRBの金融引き締め長期化につながるとの見方が週明けの米株市場でも引き続き重荷となった。東京市場では前日まで日経平均が4日続伸し、直近12営業日ではサイコロジカルラインが10勝2敗と過熱感も拭えず、利益確定の売り圧力も表面化しやすいタイミングにある。ただ、米長期金利が上昇基調にあるなか、外国為替市場ではドル買い・円売りの動きが一段と強まり、一時1ドル=132円台後半まで円安が進行したことは、輸出セクター中心にポジティブ材料となる。そのため下値抵抗力も発揮され、日経平均は2万7000円台後半の狭いレンジで売り買いを交錯させる展開が予想される。

 6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比34ドル99セント安の3万3891ドル02セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同119.505ポイント安の1万1887.450だった。

 日程面では、きょうは22年12月の家計調査、12月の毎月勤労統計、1月上中旬の貿易統計、12月の景気動向指数など。海外では12月の豪貿易収支、豪中銀の政策金利発表、12月の米貿易収支、12月の米消費者信用残高、バイデン米大統領の一般教書演説など。

出所:MINKABU PRESS

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