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【市況】このあと1月のISM製造業景気指数 判断基準を3カ月連続で下回ることが見込まれる

 このあと日本時間0時に1月のISM製造業景気指数が発表される。予想は48.1と判断基準である50を3カ月連続で下回ることが見込まれている。

 前回12月分は新規受注と生産の指数がいずれも縮小を示し、需要が一段と軟化していることを示しほか、米製造業の13分野で活動が縮小していた。金利上昇と世界的な景気減速が米製造業を圧迫し、個人消費もモノからサービスへ移行している中、米製造業のセンチメントの弱まりが示されていた。一方、仕入価格は低下が続いており、インフレの鈍化傾向は示唆していた。

 今回1月分も同様の傾向が続くと見込まれている。最新の米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、経済活動は小幅に縮小し、サプライチェーンの混乱は緩和されたと指摘していた。年末の家計によるモノへの支出は減少し、過剰在庫が積み上がった一部の小売セクターは在庫整理のために値引きを余儀なくされている状況でもある。

 きょうは午後にFOMCの結果発表が控えていることから、市場がどの程度反応するかは未知数だが、弱い内容であればハト派な雰囲気が広がりそうだ。

ISM製造業景気指数(1月)3日0:00
予想 48.1 前回 48.4

出所:MINKABU PRESS

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