市場ニュース

戻る
 

【市況】30日の株式相場見通し=売り買い交錯、欧米株高好感も上値重い

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 30日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも、日経平均株価は2万7000円台半ばで頑強な値動きとなりそうだ。前週末の欧州株市場では主要国の株価指数がほぼ全面高となったほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも上昇基調を継続した。やや買い疲れ感は見られるものの、NYダウは小幅ながら6日続伸となっている。またハイテク株への買いが顕著となるなか、ナスダック指数の上昇率が目立つ。この日の朝方に発表された昨年12月の個人消費支出物価指数は、市場予想と合致し上昇率は11月と比べ鈍化した。今週行われるFOMCを前に、FRBによる金融引き締め策の打ち止め感が意識され株式市場にポジティブに働いた。ただ、個別企業の決算は強弱入り混じっており、NYダウは終盤になって伸び悩んだ。東京市場では欧米株高を受けリスク選好の地合いが続きそうだが、日経平均は前週1週間で800円以上も水準を切り上げていたことから、上値の重さが意識されそうだ。個別には徐々に本格化する企業決算を横にらみに様子見ムードとなることも予想される。

 27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比28ドル67セント高の3万3978ドル08セントと6日続伸。ナスダック総合株価指数は同109.297ポイント高の1万1621.710だった。

 日程面では、きょうは海外で10~12月期の独GDP速報値などが発表される。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均