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【材料】アメリカン航空が決算 通期1株利益の見通しが予想上回る ただ、株価は下落=米国株個別

 アメリカン航空<AAL>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。旅客収入も予想を上回っている。

 また、通期のガイダンスでは、第1四半期は弱めの1株利益の見通しを示したものの、通期では予想を上回る1株利益の見通しを示した。底堅い旅行需要が航空業界を回復させると見込んでいるようだ。

 同社は業界の中でも長期債務が多いが、それについてアイゾムCEOは「バランスシートの修復で大きな進展を遂げている。2025年末までに150億ドルの負債削減計画を立てたが、すでに目標の半分を大きく超えている」と述べた。

 ただ、同社はすでに暫定決算を公表していることもあり、株価は軟調に推移している。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.17ドル(予想:1.15ドル)
・売上高:131.9億ドル(予想:132億ドル)
  旅客収入:121.3億ドル(予想:119.1億ドル)
・座席有効マイル:659.6億(予想:661.4億)
・有償旅客マイル:553.2億(予想:560.5億)
・座席利用率:83.9%(予想:84.7%)

(1-3月・第1四半期)
・1株利益:損益分岐点
・営業利益率(調整後):2.5~4.5%
・有効座席マイル当たり売上高:24~27%増
・輸送能力:8~10%増

(通期見通し)
・1株利益:2.50~3.50ドル(予想:1.89ドル)
・営業利益率(調整後):7~9%
・有効座席マイル当たり売上高:1桁台前半
・輸送能力:5~8%増

(NY時間09:45)
アメリカン航空<AAL> 15.95(-0.31 -1.91%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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