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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):ホギメディ、サムティ、テラスカイなど

ホギメデ <日足> 「株探」多機能チャートより

ホギメディ<3593>:3500円(+185円)
大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は50.6億円で前年同期比5.5%増、10-12月期は18.8億円で同3.5%増となっている。円安や電力代の上昇などがマイナスに影響する中、着実な利益成長が続く形に。業績数値のサプライズは限定的だが、年間配当計画を従来の70円から71円に引き上げていることもあって、ポジティブな反応が強まる形になっているようだ。


マネーフォワード<3994>:4585円(+100円)
続伸。前日に22年11月期の決算を発表、売上高は215億円で前期比37.4%増、営業損益は85億円の赤字となった。9-11月期は売上高が61.8億円で前年同期比42.5%増、営業損益は21.6億円の赤字に。中堅企業以上向けの売上好調が続いているようだ。23年11月期第1四半期は売上高が62.8-65.6億円のレンジ、営業赤字が20.7-25.7億円のレンジ予想。本日はグロース株高の地合いにもあり、順調な売上成長を評価する動きが優勢に。


コマツ<6301>:2964.5円(+43.5円)
反発。国内主力製品の追加値上げを実施すると発表、23年2月の受注分より、国内建設機械及びフォークリフトの販売価格を平均 10%値上げするもよう。4月には純正部品や油脂類などの値上げも行う予定。原材料・エネルギー価格、物流費・労務費などのコスト増に対応、22年1月に続く値上げ実施となる。値上げの浸透が見込まれる中、24年3月期以降の増益要因につながるとの期待が優勢に。


サムティ<3244>:1969円(-167円)
大幅反落。特別調査委員会の設置、22年11月期決算発表の延期を発表している。特定の取引先との取引に関連し、過年度決算における会計上の連結対象範囲の判断などについての疑義が判明し、事実関係の調査、類似する事象の有無などについて把握する必要があると判断している。同取引先との取引規模は、17年11月期から19年11月期にかけて計80億円超のもよう。


テラスカイ<3915>:2087円(-169円)
大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は4.6億円で前年同期比2.4%増、9-11月期は0.9億円で同45.6%減益となっている。据え置きの通期計画3.3億円、前期比50.1%減は超過する状況となっているが、従来から下期は大型プロモーション費用の計上を見込んでいる。上半期決算後に株価は大きく上昇した経緯もあり、想定通りの収益鈍化に対してネガティブな反応が優勢に。


SBIリーシング<5834>:2950円(+43円)
大幅に3日続伸。一部メディアが「1月中旬に仏蘭航空大手エールフランスKLMと航空機リース契約を結んだ」と報じている。それによると、「同契約を裏付けに計200億円規模の金融商品を組成し、小口に分けて私募形式で中小企業に販売する」という。航空機リースを裏付けとする金融商品は新型コロナウイルス感染拡大後の経済再開に伴う旅客需要を取り込めるとの期待から、報道が買い材料視されているようだ。


note<5243>:475円(+18円)
大幅に反発。23年11月期の売上高予想を前期比23.0-35.9%増の28.50億-31.50億円と発表している。デジタルコンテンツプラットフォームの利用ユーザー獲得に向けた機能開発や各種施策を実施する。営業利益予想は非開示だが、算出可能となった時点で速やかに公表するとしている。22年11月期の営業損益は7.32億円の赤字(前期実績4.56億円の赤字)で着地した。売上高は23.0%増の23.17億円に伸びたが、人材採用や開発コストが先行した。


ALiNK<7077>:964円(+8円)
大幅に6日続伸。新たに株主優待制度を導入すると発表している。毎年2月末日現在の株主を対象にオリジナルQUOカード(1000円分)を贈呈する。自社株式への投資の魅力を高め、株主層の拡大を図ることが目的。また、23年2月期の売上高予想を従来の7.40億円から6.70億円(前期実績6.49億円)に下方修正している。広告単価が低迷したため。営業利益予想は、販管費の削減効果などを加味して1.90億円(同2.20億円)で据え置いた。
《ST》

 提供:フィスコ

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