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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、雇用関連指標を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14 時00分現在)

S&P500先物      3,874.25(-0.25)
ナスダック100先物  10,989.50(-9.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。米10年債利回りは底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


4日の主要3指数は反発。前日終値付近に失速する場面もあったが、プラスを維持し、ダウは133ドル高の33269ドルと3日ぶりに上向いた。年末年始を挟んで軟調地合いが続くなか、自律反発狙いの買いが先行。この日発表されたISM製造業景況指数は予想よりも弱く、2カ月連続で50を下回り不透明感が広がった。一方、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨のタカ派的な内容は織り込まれ、金利高抑制で株買いが続いた。


本日は下げ渋りか。FOMC議事要旨は引き締め継続が適切としているが、1月31日-2月1日のFOMCで利上げ幅を0.25%に縮小するとの予想が7割を超え、長期金利の上昇を抑制できれば売りづらい展開となりそうだ。明日の雇用統計を前に関連指標も注目される。ADP雇用統計の民間部門雇用者数は前月を上回り、新規失業保険申請件数は前週から横ばいと予想される。想定よりも強い内容なら減速懸念は一服し、買いが続くとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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