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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):パレモ・HD、SKジャパン、オプトエレ

パレモ・HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■パレモ・HD <2778>  189円  +16 円 (+9.3%)  本日終値
 パレモ・ホールディングス<2778>が急騰。同社は婦人衣料や雑貨をチェーン展開している。筆頭株主は西松屋チェーン<7545>で、資本関係だけでなく事業連携も模索している。27日取引終了後、22年3~11月期決算を発表、経常損益は4億9700万円(前年同期は6億9100万円の赤字)と黒字化しただけでなく、第3四半期時点で通期予想の5億円にほぼ肩を並べる水準まで回復した。これを材料視する投資資金を呼び込んだ。

■エスケイジャパン <7608>  613円  +34 円 (+5.9%)  本日終値
 エスケイジャパン<7608>が続伸、5日移動平均線をサポートラインに上値追い基調を鮮明としている。同社はUFOキャッチャーなどのクレーンゲームで使われるぬいぐるみをはじめキャラクター商品の企画販売を手掛けている。アミューズメント施設も訪日外国人需要の恩恵が及んでおり、同社の収益環境にも追い風が強い。23年2月期営業利益は前期比10%増の5億円と2ケタ成長を予想するが、インバウンド効果により増額修正の可能性も意識されている。

■オプトエレクトロニクス <6664>  345円  +17 円 (+5.2%)  本日終値
 オプトエレクトロニクス<6664>が続急伸。27日取引終了後、22年11月期の連結決算発表にあわせ、23年11月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比41.5%増の1億5000万円の見通し。増益の計画を好感した買いが集まったようだ。売上高は同9.4%増の78億9200万円を見込む。販売費及び一般管理費の増加要因となっている米社との訴訟については23年11月期第3四半期までに終了する見通し。業績予想の前提となる為替レートは1ドル=130円、1ユーロ=136円とした。22年11月期の連結決算は、売上高が72億1100万円(前の期比13.3%減)、最終利益が1億600万円(同76.2%減)だった。海外子会社の監査の過程で売上原価に修正が生じたことなどを背景に、営業利益と経常利益、最終利益は計画を上振れて着地した。

■ZUU <4387>  965円  +41 円 (+4.4%) 一時ストップ高   本日終値
 ZUU<4387>が4日ぶりに反発。27日の取引終了後、金融商品仲介業を行うAWZ(東京都港区)の全株式を23年1月31日付で取得し、子会社化すると発表しており、好材料視された。デジタル・マーケティングを強みとし、顧客基盤を有するZUUグループに、金融商品仲介業や保険代理業といったライセンスを保有し専門的な提案活動を行うAWZが加わることで、顧客基盤に対する資産形成という新たな価値提供、IFA(資産運用アドバイザー)の効率的な顧客獲得と一気通貫での価値創造を実現できると判断したという。取得価額は1億5450万円。なお、23年3月期業績への影響は現在精査中としている。

■北恵 <9872>  643円  +27 円 (+4.4%)  本日終値
 北恵<9872>が高い。午後1時ごろ、23年11月期業績予想を発表。売上高が前期比4.8%増の638億円、営業利益が同0.9%増の8億3000万円と堅調な見通しを示した。あわせて、年間配当予想を前期比増額となる30円50銭(普通配24円、記念配6円50銭)としており、これらを好感した買いが入っている。同時に発表した22年11月期決算は、売上高が608億7400万円(前の期572億2500万円)、営業利益が8億2200万円(同8億1100万円)だった。原材料の高騰などによる影響があったものの、新規取引先の開拓や製品の販売に注力したことが奏功した。

■FLネット <9241>  1,110円  +40 円 (+3.7%)  本日終値
 フューチャーリンクネットワーク<9241>が急反発。正午ごろ、同社の「おかえり金谷小プロジェクト!~廃校から新たな賑わい創出のコミュニティへ~」事業が、20年度第3次補正「中小企業等事業再構築促進補助金」に採択されたと発表しており、好材料視された。同事業は、21年10月に千葉県富津市の廃校(旧金谷小学校)利活用における公募に対し、廃校をリノベーションし、ワーケーション施設や図書室、キッズルームなどを複合した地域コミュニティー施設運営事業を提案したもの。今回の事業再構築補助金の採択を受けて、教室棟1階に設置予定の授乳室やキッズルーム、コワーキングスペースやエントランスカフェ、図書館などの施設整備を進め、地域住民の交流や首都圏からのワーケーション利用による地域の賑わい創出を目指した新規事業として進捗するとしている。

■AViC <9554>  1,133円  +37 円 (+3.4%)  本日終値
 AViC<9554>が続伸。27日の取引終了後、overflow(東京都港区)からSEOコンサルティング事業を23年1月1日付で譲り受けると発表しており、好材料視された。overflowは、エンジニア・デザイナーの副業・転職支援事業と、SEOコンサルティング事業の2事業を展開しており、SEOコンサルティング事業ではデータと編集力を組み合わせたコンテンツ作成を基盤とした企業のWebサイトの認知度向上による集客などに強みがある。今回の事業譲受により、エイビックは主力サービスであるSEOコンサルティングサービスの強化が図れると期待。なお、同件による23年9月期業績に与える影響は軽微としている。

■アクセスHD <7042>  642円  +20 円 (+3.2%)  本日終値
 アクセスグループ・ホールディングス<7042>が反発。この日、採用支援事業を展開する子会社アクセスネクステージが、日本での就職を希望する外国人留学生と企業の採用マッチングを実現する人材紹介サービスの提供を開始すると発表しており、好材料視された。外国人留学生を中心とした日本在住外国人向け生活支援サービスを展開するクロスザボーダー(東京都中央区)と提携して実施する。クロスザボーダーが有する日本での就職希望者に対し、正社員登用に向けたキャリアアドバイザーによるカウンセリングの実施や就活・採用選考への支援サポートを行うとともに、アクセスグループが有する顧客企業求人情報とのマッチングによる人材紹介サービスとして、留学生と採用企業両面への支援を行うとしている。

■日本コンセプト <9386>  1,431円  +37 円 (+2.7%)  本日終値
 日本コンセプト<9386>が9日ぶりに反発。同社は2日、新潟市北区濁川地内の土地購入を発表したが、この日は購入した土地の隣接地を追加で購入したと発表しており、好材料視された。2日に発表した土地購入は、17年に開始したフロンガスに関わる業務全般を日本海側でも行うことを目的としたものだったが、ケミカルタンクに関わる業務も同一場所で行うことにしたことから、今回の追加購入になったという。現在はケミカルタンクに関わる業務は新潟出張所(新潟市東区)で行っているが、新たに保管や加温などの附帯サービスも加えて業務処理能力を大幅に増強するとともに、国際港である新潟港をベースとして利用することで顧客の輸出入ニーズに対応するとしている。

■中北製作所 <6496>  2,096円  +39 円 (+1.9%)  本日終値
 中北製作所<6496>は小幅続伸。27日の取引終了後、23年5月期の単独業績予想について、営業利益を3億3000万円から6億6000万円(前期比22.9%増)へ、純利益を4億円から6億5000万円(同16.9%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は155億円(同9.7%減)の従来予想を据え置いたものの、海外・国内ともにメンテナンス関連が想定より順調に推移していることに加え、製造原価低減の取り組みの効果も利益を押し上げるとしている。

●ストップ高銘柄
 ホープ <6195>  389円  +80 円 (+25.9%) ストップ高   本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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