【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、割安な銘柄への買戻しに期待
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(13時50分現在)
S&P500先物 3,946.70(+0.1)
ナスダック100先物 11,691.20(+14.3)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は50ドル安。NY原油先物は失速し、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。
17日の主要3指数は小幅続落。取引中盤には持ち直す場面もあったが、終盤の失速でダウは7ドル安の33546ドルと2日連続で前日終値を下回った。この日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想外に悪化し、景気減速が意識された。また、インフレのピークアウトに思惑が広がるなか、ブラード・セントルイス連銀総裁の引き締めに積極的な見解により長期金利が上昇しハイテク関連を中心に売りが強まった。
本日は底堅い値動きか。足元で発表された経済指標は強弱まちまちながら、製造業関連の低調な内容が目立ち、買いを抑制する要因となりそうだ。一方、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の間で政策方針に温度差があり、今後の展開について見極める展開となりそうだ。今晩は具体的な手がかりが乏しいため、長期金利に振らされやすい。週末を控え調整の売り買いが中心となり、割安感の生じたハイテクなどへの買戻しが期待されよう。
《TY》
提供:フィスコ