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【材料】アミリスが決算受け急落 多くの不確実性が存在との指摘も=米国株個別

 特殊化学のアミリス<AMRS>が急落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益およびEBITDAの赤字も予想以上に膨らんだ。

 今回の決算を受けてアナリストは「不安定なマクロ環境において同社が過度に野心的でないことは高く評価する。しかし、依然として多くの不確実性が存在する」と述べた。

 また「第3四半期は同社の消費者部門にとってこれまでで最も好調な四半期だったが、同社は新ブランドを前面に出すよりも既存ブランドの成長と収益性に重点を置いたため、売上高は予想に届かなかった。第4四半期までに営業利益率がプラスに転じると期待しているが、それは消費者向けポートフォリオの成功次第の部分もあり、いま直ぐに同社株の購入を推奨するには不確実性が高過ぎる」とも指摘している。

(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.44ドル(予想:-0.13ドル)
・売上高:7110万ドル(予想:9120万ドル)
・EBITDA(調整後):-1.32億ドル(予想:-0.57億ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)
・中核売上高:1億ドル以上

(NY時間10:08)
アミリス<AMRS> 1.63(-0.97 -37.26%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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