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【材料】加賀電子が4日ぶり反落、23年3月期業績及び配当予想を上方修正も好反応限定的

加賀電子 <日足> 「株探」多機能チャートより
 加賀電子<8154>は4日ぶりに反落。8日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を5400億円から5700億円(前期比15.0%増)へ、営業利益を240億円から280億円(同33.9%増)へ、純利益を160億円から200億円(同29.9%増)へ上方修正し、中間70円・期末80円の年150円としていた配当予想を中間・期末各100円の年200円(前期120円)へ増額修正すると発表したが、これを好材料視する動きは限定的のようだ。

 上期において、一部の半導体・電子部品の供給不足が継続するなか、独立系商社としての調達力を強みとして広範な業界からの旺盛な需要を取り込んだことに加え、為替の円安進行により業績が想定を上回って進捗していることが要因としている。なお、業績予想の上方修正は8月に続いて2回目となる。

 同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2987億6000万円(前年同期比34.0%増)、営業利益183億6100万円(同2.2倍)、純利益134億1200万円(同2.4倍)だった。

出所:MINKABU PRESS

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