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【市況】東京株式(前引け)=反発、米株高受け主力銘柄に買い戻し

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 7日前引けの日経平均株価は前営業日比328円92銭高の2万7528円66銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億2729万株、売買代金概算は1兆4905億円。値上がり銘柄数は1330、対して値下がり銘柄数は452、変わらずは54銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、主力株をはじめ幅広い銘柄が買い戻される展開となり、日経平均は2万7000円台半ばに大きく切り返す展開となった。特に日経平均寄与度の高い値がさ株への買いが全体を押し上げている。前週末の米国株市場では10月の雇用統計発表を受けてリスクオンに傾き、NYダウが400ドル強の上昇を示した。この流れが東京市場にも波及している。足もと外国為替市場で再び円安方向に振れていることも輸出セクター中心に追い風となった。

 個別では売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が堅調、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の主力株も強い。日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株が買われ、日本製鉄<5401>をはじめ鉄鋼株も物色人気。ソニーグループ<6758>も買いが優勢。ヤマシンフィルタ<6240>、セレス<3696>、インソース<6200>、アイスタイル<3660>などストップ高を演じる銘柄も多い。半面、メルカリ<4385>が安く、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、東邦チタニウム<5727>なども冴えない。日本航空<9201>はやや売りに押される展開。山一電機<6941>が急落、新電元工業<6844>も大幅安に売られた。

出所:MINKABU PRESS

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