【通貨】外為サマリー:147円50銭前後へ下落、黒田日銀総裁の発言で思惑も
米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
ドル円は、午前9時時点では147円90銭前後で推移していたが。午前10時過ぎには一時147円10銭台までドル安・円高が進行し、その後も147円半ばでの値動きとなった。日銀の黒田東彦総裁が、衆議院財務金融委員会に出席し2%の物価目標の安定的達成が展望できた場合、「長短金利操作(YCC)柔軟化もオプションの一つとしてあり得る」と述べた。これを受けて日銀の政策修正への思惑からのドル売り・円買いが流入した。ただ、黒田総裁はYCCの継続の必要性も強調しており、147円半ばを下回る水準ではドル買い・円売りが入った。今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることから、相場は神経質な展開となっている。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=0.9887ドル前後と同0.0040ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。
出所:MINKABU PRESS