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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、引き締め緩和に期待継続

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      3,886.50(+14.5)
ナスダック100先物  11,442.60(+37.0)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は120ドル高。米長期金利は低下し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


10月31日の主要3指数は反落。序盤から軟調地合いが続くなか、ダウは一時プラスに転じたものの、128ドル安の32732ドルと7日ぶりに下げた。連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めペースを弱めるとの期待が広がっていたが、連邦公開市場委員会(FOMC)開催を前に大幅利上げ継続への警戒が再燃。底堅い長期金利を手がかりに、ハイテク関連への売りが強まった。下げ一服後は月末の持ち高調整で売り買いが交錯した。


本日は底堅い値動きか。明日のFOMCでの政策発表を控え内容を見極める展開となり、積極的な買いは入りづらい。半面、次回12月の会合で利上げ幅縮小などタカ派姿勢を弱める可能性から、売りづらい面もある。一方、今晩発表のISM製造業景況指数は景気の好不況の境目である50を維持できれば売り後退の見通し。ピークを迎えた決算発表ではコカ・コーラやファイザー、シスコなどが注目され、好業績なら相場を支える材料になろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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