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【通貨】英ポンド週間見通し:底堅い動きか、英新政権による財政再建への期待も


■堅調推移、英新政権発足で金融市場は安定化

今週のポンド・円は堅調推移。スナク英首相は最大500億ポンド規模の支出削減・増税を検討しているとの報道を受け、英金融市場の安定化が期待されたことから、週後半はポンド買い米ドル売りが優勢となった。米国の利上げペース減速観測などを受けて株高となったことも好感されたようだ。取引レンジ:165円57銭-171円38銭。

■底堅い動きか、英新政権による財政再建への期待も

来週のポンド・円は底堅い値動きか。英国でトラス政権の退陣によりスナク政権が新たに発足し、財政の立て直しの方針を好感したポンド買いに振れやすい。また、11月2-3日の英中銀金融政策委員会(MPC)ではインフレ抑止に向け追加利上げが見込まれ、ポンドは一段高の見通し。一方、ウクライナ情勢の悪化が懸念されるが、欧米株式が強含みとなった場合、ポンド買い・円売りがやや強まる可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11月3日:英中央銀行MPCが政策金利発表:(現行:2.25%)

予想レンジ:167円00銭-171円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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